Shopifyストアをオンラインに出すだけなら、要件が固まっていれば数週間で済みます。売上を伸ばす作業はそこから別に始まり、たいていは公開の翌日、アクセスは来るのに注文数がそれに追いつかない、という形で表面化します。
実際に手を動かすのは、このギャップの部分です。SUMがストアの新規構築や、すでに公開しているストアの改善を依頼されたとき、どこから見ているかを紹介します。
テーマは出発点であって、戦略ではありません
Shopifyのテーマを使えば、初日から動くストアが手に入ります。ただ、お客様がどのように買い物をするかまでは、テーマは知りません。たとえば、バリエーションの多い商品を40点扱うブランドと、主力商品1点で勝負するブランドでは、商品ページの最適な形がまったく違います。まとめ買いが多い店舗とギフト専門店でも、カートに求められるものは変わります。
カスタムのストアフロント開発やテーマのカスタマイズが役に立つのは、ここです。手を入れる範囲が小さいこともあります。3回スクロールしないと見えないサイズ情報を、購入ボタンのすぐ横へ移す、といった調整です。テーマにないセクションを一から作る場合もあります。どちらも目的は同じで、「気になる」から「購入する」までの距離を縮めることです。
売上の漏れは、たいてい地味な場所にあります
アクセスがあるのに売れないとき、原因が劇的であることはまれです。まず疑うのはモバイルでの表示速度で、大きな画像やサードパーティのスクリプトを詰め込んだ商品ページでは特に起こりがちです。次にチェックアウトです。会員登録の強制、入力項目の多さ、お客様が使わない決済手段などが挙げられます。探しにくい検索や、最後の画面まで表示されない送料も含めて、どれも特別な問題ではありません。
決済連携は、単独で取り上げる価値があります。日本とインドネシアでは、好まれる支払い方法がかなり違います(日本ならコンビニ払い、インドネシアならeウォレットや銀行振込など)。カード決済しかないチェックアウトは、別の方法で払いたい人を静かに取りこぼします。
誰にも見えない仕事
注文がShopifyに入り、誰かがスプレッドシートに写し、会計ソフトに転記し、在庫を手作業で確認する。1日10件なら、これで回ります。100件になると担当者の午前中がまるごと消え、ミスも出はじめます。
バックエンドの自動化やサードパーティ連携によって、Shopifyを在庫管理、配送、会計、社内システムとつなげば、この作業は減らせます。EC運営のなかでいちばん地味な部分ですが、データ入力のためだけに人を増やさず事業を伸ばせるかどうかは、ここで決まることが多いです。
AIが効く場面と、まだ早い場面
パーソナライズや商品レコメンドはストアの成果を押し上げる可能性があり、SUMでも追加できます。ただし、学習できるだけの商品数とアクセスがあり、ここまでの基本が直っていることが前提です。遅くて分かりにくいチェックアウトに商品をすすめても、磨く場所を間違えています。そのためAI機能は、最初の一手ではなく第二段階の強化として考えるのが現実的です。
現実的な作業の順番
どこで離脱しているかを計測する
表示速度とチェックアウトを直す
商品ページとナビゲーションを実際のお客様に合わせる
手作業のバックエンド業務を自動化する
データがそろったらパーソナライズを足す
SUMのShopify開発の進め方
まずご相談から入り、事業の目標、業務フロー、お客様の購買の流れを伺います。そのうえで設計、開発、公開と進め、公開後もサポートします。新規構築でもリニューアルでも、すでに稼働していて成果が伸び悩むストアでも、進め方は変わりません。
ストアは公開したのに数字が横ばいという方は、SUMのShopify開発サービスの内容をご覧ください。あわせて制作実績もご確認いただけます。無料相談はこちらからお問い合わせください。